クラフトハウス所属作家の仕事をクローズアップし、紹介を致します。
第1弾は、陶芸作家の寺本 和明の「しのぎ文様」の仕事をクローズアップ致します。

寺本 和明

1978 愛知県常滑市出身
1996 愛知県常滑高等学校 セラミック科卒業
1998 愛知県瀬戸窯業高等学校専攻陶芸科終了
2000 八ヶ岳高原ロッジ 陶芸工房講師
2001 陶房杉勤務
2004 CRAFT HOUSE 館長/陶芸家

ものづくりを続けて行く上で自身の思い、
それは故郷へのおもいをどこかに表し、それを表現していく事。
私自身の中で今にある全てのモノが地元「常滑」で培ったもの、
見た事、感じた事、全て。
それを生かした作陶を心掛けています。
実際、作陶に使用する素材に関しても同様に・・・
まずは、なくてはならない「土」
故郷、焼き物に携わるきっかけの地、愛知県「常滑」の粘土を使用する。

まずは、「しのぎ文様」について
元々は「鎬」 (しのぎ) 刀剣で、刃と峰の間に刀身を
貫いて走る稜線に似ている事からついた装飾技法の名称であるが、
私の作品で言うところの「しのぎ」は少し違い、常滑での修行時代に
職人に[表目に削りをいれ、装飾を入れること全般]をそれと習い、
現在は、「文様」として使用してたいます。
作品の特徴としてあるのは、やきものとしての土の「柔らかさ」、
土味の凛とした中にある「温かさ」を表現するようにしています。
制作過程でも、水引きの途中に装飾を施し、そのまま内側のみで
引き上げて表現したり、高台の仕上げを揺らぐように
柔らかいうちに叩いて仕上げたり。
「しのぎ文様」と「土のふくらみ、柔らかさ」を取り入れ、
「常滑の海」 「しらなみ」をイメージして始めたのがきっかけであり、
現在はシリーズ化しています。

焼成方法にもいろいろあり、それぞれを経験してきた中で
私に一番向いていると思い続けています。
窯の中に炭の塊を入れたり、時にはそれ以外の怪しい素材を混ぜたり、
ガスを注入したり、作品の周りに悪さをしたり・・・
唯一無二という言葉がありますが、
まさしくその言葉の意味のように、
それぞれに個性を持たせ、似て非なるもの、
それぞれが持ち味のある作品作りをしていく為のこだわりです。

展示会スケジュール

■東武百貨店 池袋店 6F美術画廊 11月1〜7日
■松屋 銀座 アートサロン 3月予定

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