通常のガラスでの制作はグラスなどのテーブルウェアーなどが主です。他に飾り窓のガラス、照明、洗面鉢、タイルなどの建築装飾も多いのですが、最近、ガラスのオブジェの制作の以来が増えてきています。ガラスのオブジェの制作は、造形作品としてとても興味深い仕事であります。クラフトハウスの制作チームが最近制作したガラスのオブジェの仕事を二つ紹介させていただきます。

●どのような状況での制作依頼でしたか。

上野 ツカサ展の個展会場にて、現代建築で納骨堂を新築するご住職と出会い、建築から装飾までこだわりたいとのことで、依頼を受けることとなりました。

●作品はどのようなイメージですか?

五具足(常花、火台、香炉)を硝子で制作するということで、
メインは蓮の花(常花)であり、蓮のデフォルメをし抽象的な
表現をするのではなく、蓮のフォルムをわかりやすく、
クリアーにフロスト(曇りガラス)で制作することにより神秘的な
常花を作り、それにあわせ火台と香炉を制作いたしました。

ここでのこだわりは、火台は光学ガラスを使い江戸切子職人にカットを依頼し、
香炉は中の灰の受けを純銀製で京都の伝統工芸師が打ち出しにて制作。

6月、SEIKOの高級腕時計 GALANTE LIMITEDが発売されました。

http://www.galante.jp/design/limited.html

この腕時計は現在注目されているインテリアーデザイナーの森田恭通が
デザインしガランテ 森田恭通コラボレーションモデルとして話題となっている。この腕時計を発売するにあたりイメージオブジェの制作を
任されたのがCRAFT HOUSEの主催者でありガラス造形作家の
上野 ツカサである。






●作品はどのようなイメージですか。

まずは、この腕時計以外の森田氏の仕事などを見てすぐに
イメージがわき「黒いガラスでイバラをつくろう、地から
時を示す12本の黒いイバラがからみあう作品にしよう」と
思いすぐにサンプル制作をしました。

●実際、どのように制作されたのですか。

12本の黒いガラスは吹きガラスで制作した
のですが、計算した曲線よりも、その場の
ライブ感覚で曲げていく方が自然で有機的
な曲線を画くことができました。


つぎにその黒いガラスにスワロフスキーの
トゲをさしていきました。

革張りの土台の中にクリスタルのカレットとスモーキー
クウォーツという天然石を入れることにより地の表現が
なされ、そこから生え出る黒いガラスのイバラはハード
ながらも神秘的な作品となりました。

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