クラフトハウスでは毎年恒例の企画で、クラフトハウスの若手ガラス・陶芸作家達の自作の作品で競うコンペティションです。 今までは、「茶の湯」 などのテーマにあり、各自が制作に取り組み出展したのですが、第3回になる今回はテーマとなる 課題はありません。自由作品となりました。各自が工芸またはクラフトアートの作品を自由に作りあげました。 そして、クラフトハウスで体験された、お客様にご投票していただき結果が発表されましたのでこのページをもって皆様に ご報告させていただきます。
ご投票していただいた皆様には、スタッフ一同お礼申し上げます。ありがとうございました。

<審査員からのコメント>

宙吹きガラスの技法で作られる国広のガラス作品は普段使いのグラスから工芸作品まで、様々なアイテム日々作り上げています。 国広育伸は、東京ガラス工芸研究所を卒業し北海道の小樽にあるK’S BLOWINGの安井 顕太氏に師事し、宙吹きの確かな 技術と和のデザインを身につける。
現在クラフトハウス ガラス工房長として日々教室の指導とガラス制作の日々をおくる中、国広育伸の作品は進化し水の流れの 表現や風、緑などを綺麗な模様で表現しています。また、銀を窯変させ独特な色を出したり、ヴェネチアの技法を取り入れながら 和を表現したりと様々な取り組みをおこなっております。

今回の大賞作品 インカルモ大皿 波 は、ヴェネチアの技法である異なる色や模様のガラスを成型段階でドッキングさせる技法を 使い綺麗な白波を表現しています。

*国広育伸の作品展が開催されます。
 ■国広育伸 ガラス展
 ■会場:池袋東武百貨店 6階 工芸サロン
 ■会期:平成20年5月22日(木)~28日(水)
※投票して頂いたお客様から抽選をいたしまして、国広から作品をお送りさせていただきます。

<審査員からのコメント>

岡山県の倉敷芸術科学大学 工芸科にて陶芸を学びまた、研究科に2年陶芸を研究した後、クラフトハウス陶芸工房に入りました。 昨年までは、備前の土を使い ひだすき などの焼きしめの作品を作り、特有の炎の色が土に表現され展示会などでは大変好評 でありました。
そんな彼が、今回は磁器の制作に挑戦し、綺麗な彫りの模様を表現した作品 青白磁幾何学紋喰篭は丁寧に彫りこんだところに釉薬 がたまり綺麗な陰影が特徴の美しい作品に仕上がりました。

作家コメント:昔の家には庭があって、そこに池があり、その池で魚と植物が共存しているという風景が多くあったように思います。 その風景が現代の家においては少なくなってきたように思います。その風景を庭のない家でもみれるようにと、卓上に置ける小さな池 を作りました。

作者コメント:白い無の世界から生まれた、 何かを切り裂いたイメージで制作しました。 花を生けることにより、再び命を宿す、 という意味を込めています。 生まれる楽しさを感じ、思い思いに生けてください。

作者コメント:黒い鳥はもとは白かった。 一度汚れた体を白にもどすために、鳥はさらに色を 加え続けた。 それは、人間と同じようにもがき続けていたのだと 思います。 明日には白い体になることを信じて。

作者コメント:様々な種類の植物を活け、 それが人の表情のように活きてくるよう デザインしました。人を意識しながら成形し、 顔の部分の変化を楽しむ為、 胴体部分はなるべくシンプルに、無個性な 印象を受けるよう制作しました。